ドイツには訪れてみたい素敵なお城がたくさんあります。
以前いただいたおハガキは、シンデレラ城のモデルになったと言われているお城でしたが、今回いただいたのは夜景が綺麗なお城のおハガキでした。
もちろん、その景色も素敵だったのですが、そのハガキに押されていたかわいいスタンプを見て、ある童話を思い出しました。
今回はそんな素敵なお城と童話のお話しです。
ヴァルトブルグ城のハガキ
いただいたのは、ドイツのヴァルトブルグ城のハガキ。
私は初めて見るお城ですが、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されているお城です。
写真は夜のライトアップされたお城でしたが、調べてみると昼間のお城はまるで雰囲気の違うお城に見えました。
今回送ってくれたお相手の方は、ポスクロIDを書くスタンプを持っているようで
“Happy Postcrossing from Germany”の文字とともに、カタツムリがお手紙を運んでいるスタンプが押してありました。
童話「おてがみ」を思い出すカタツムリのスタンプ
この手紙をくわえたカタツムリを見て思い浮かべたのが【ふたりはともだち】という短編集に載っている童話。
小学校の教科書にも載っているお話なので、知っている方も多いと思うのですが私は大人になってからこの物語を読みました。
この【ふたりはともだち】という本には5つの短編があるですが、その中の「おてがみ」という作品にカタツムリが出てきます。
【おてがみ】はこんなお話
【ふたりはともだち】は、アーノルド・ローベルが書いた作品で、がまくんとかえるくんを中心としたお話。
そのがまくんとカエルくんの友情を描いた【おてがみ】はこんなお話。
ポストの前で悲しそうな顔でずっとずっと手紙が来るのを待っている“がまくん”
一度も手紙をもらったことがないことを嘆くがまくんのために友達の“カエルくん”が内緒でお手紙を書きます。
カエルくんは、がまくんのために書いた手紙を道でばったり会ったカタツムリくんに「届けて」とお願いするのですが…
「まかせてくれよ、すぐやるぜ」というカタツムリくん。

なぜ???
と読みながら思わず本にツッコミを入れてしまいます(笑)
急いで届けたいはずの手紙を、カタツムリくんにお願いする…きっとそれがこの物語のポイントなのでしょうね。
カタツムリくんが手紙を届けるまでの長い時間。
ふたりで手紙を待ちながら交わす会話も可愛いので私は大好きです。
がまくんとカエルくんの温かい友情、手紙を待つ時間、手紙の持つ魅力…ポスクロとも何か通じるものがある気がします。
英語多読の最初の1冊におすすめ
英語力をつけるために、多読(原書でたくさんの本を読むこと)に挑戦したいと考える方もいると思います。
何から始めれば良いか迷うのではないかと思いますが、最初の1冊は内容を知っていて、使われている単語が易しいものからスタートするのが良いのではないかと思っています。
最初から難しい本やページ数の多いものを選んでしまうと挫折しやすいので、その後が続かないんですよね。
その点、この「ふたりはともだち」は、もともと小学生向けのお話で、日本では小学校の教科書にも載っている有名な物語。
懐かしい気分になるので、子どもの頃を思い出しながら読んでみてほしい一冊です。